OpenToonzはライセンス*に基づき、自由にソースコードを改変することができます。商用・非商用問わず、無料で、どなたでも使用することができます。プロの現場はもちろん、個人制作、学校教育の場など、アニメーション制作に関わるあらゆる場でお使いいただけます。
※ ソフトウェア(インストーラー)のライセンスはOpenToonz利用規約をご参照ください。ソースコードは修正BSDライセンスで公開しています。
制作現場のニーズに対応した機能
OpenToonzには、スタジオジブリで社内開発された、アニメーション制作に特化したスキャンツール「GTS」をはじめとして、制作現場の声を聞いて改良を重ねてきた、他のアニメーション制作ソフトにはない機能を備えています。詳細については、下記の「OpenToonzならではの機能をご紹介」をご覧下さい。
エフェクト開発キット(SDK)
ドワンゴは、OpenToonz向けの画像処理用プラグインエフェクトSDKを新たに開発しました。このSDKを使って、どなたでもOpenToonzにエフェクトを追加できます。映像表現の研究者であれば、成果をプラグインエフェクトとして開発・公開することで、現場からの迅速なフィードバックを得ることができます。
エフェクトを同時公開
プラグインエフェクトSDKを用いて、ドワンゴの研究チームが開発したエフェクトを公開します。
ディープラーニングの技術を応用した、絵の画風を自動変換するエフェクトや、
制作環境がデジタル化される以前の、往年の作品に見られるようなケレン味のある入射光を
生成するエフェクトなどがあります。
画風の変換
入射光表現
波ガラス表現
OpenToonzの機能紹介
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スタジオジブリが社内開発したスキャンツール「GTS」
- 連番スキャンを動画番号に対応付けて
効率よく行うことが可能
- 4タイプのスキャンに対応
(白黒/カラー、2値化の有/無)
- スキャン設定が保存可能。これにより、
カットの一部を再スキャンする際に作業を再現できる
- TWAIN規格に対応
-
デジタルペイント
- アンチエイリアス付の描線で作業が可能
- 絵とパレットのデータが独立しているので、
仮色での塗り作業が簡単
- 高解像度の作画データでも軽い動作
-
撮影
- タイムシート型のインタフェースを完備
- ノードツリーを使ったGUIでエフェクトを簡単に合成
- 解像度(dpi)を考慮した実寸で画像の取扱いが可能
(mm等の単位指定)
- プラグインを使ってさらに多くのエフェクトが利用可能
-
その他
- ラスター/ベクター両方の作画形式に対応
- カラー2値TGAの連番画像ファイルとOpenToonz形式への相互変換機能を備え、既存ワークフローとの互換性を確保
- 日本語ローカライズ済み
ダウンロードはこちら
※GTSはWindows版のみの提供となります。
OpenToonz、GTS、エフェクトのダウンロードはPCから行って下さい。
※GTSはWindows版のみの提供となります。
ユーザー向け
開発者向け
FAQ
- 推奨環境を教えて下さい。
- OpenToonzを快適にご利用いただくためには、以下の環境が必要です。
Windows
- Microsoft Windows 7 SP1/8.1/10 (64bit必須)
- Intel Core iシリーズ プロセッサ
- 4GB以上のメモリ
- 500MB以上のストレージ空き容量
- 1280×1024ピクセル以上の
解像度を持つディスプレイ
OS X
- OS X 10.9以上
- Intel Core iシリーズ プロセッサ
- 4GB以上のメモリ
- 500MB以上のストレージ空き容量
- 1280×1024ピクセル以上の
解像度を持つディスプレイ
また、GTSを快適にご利用いただくためには、以下の環境が必要です。
- Microsoft Windows 7 SP1/8.1/10
- Intel Core iシリーズ プロセッサ
- 2GB以上のメモリ
- 8MB以上のストレージ空き容量
- TWAIN規格対応スキャナー(ドライバーソフトも含む)
※EPSON DS-50000を推奨しています。
- 不具合を発見したり、困ったことが起きた場合はどうしたらよいでしょうか。
- OpenToonzではユーザーの方が問題を解決するための場として、
Googleグループ
を開設しています。機能改善の要望や、バグ報告など、ユーザー同士のディスカッションにぜひご参加ください。
また、開発者・映像研究者の方に向けたフォーラムを、
GitHub上に
ご用意しています。
開発に関するトピックは、ぜひこちらにお寄せください。