[代表値]を理解する
代表値は、資料(データ)を代表して使える値(平均値、中央値、最頻値)。
平均値は、資料のすべての値を合計し、値の個数で割った値。
平均値を求めるときの注意点
- 「0」を、[値の個数]に数えることを忘れないように
- 度数分布表から平均値を求める方法を知る
階級(点)
以上~未満
| 度数(人)
|
5~10
| 6
|
10~15
| 4
|
15~20
| 12
|
20~25
| 16
|
25~30
| 2
|
計
| 40
|
・「5~10」という階級の6人の点数計=\(\frac{5+10 }{2}\) ×6=45
・他の階級に属する各人の点数の計も同様に算出……
50,210,360,55
・「各階級に属する各人の点数の計」を合計すると……
45+50+210+360+55=720
・それを人数40で割ると……
\(\frac{720}{40}\)=18……平均点
〔注〕40人の各得点の合計値≒720
中央値は、データを小さい順、または大きい順に並べたとき、中央の順番に位置する[値]。
中央値を求めるときの注意点
- データ個数が偶数のときは、中央2つのデータの平均値を中央値とする
〖例1〗
・上記の度数分布表から中央値を求める。
中央2つのデータ(20番目と21番目)は、両方とも、「15~20」という階級に属する。
∴ \(\frac{15+20 }{2}\) =17.5……中央値
最頻値は、度数の一番多い[値]。
最頻値を求めるときの注意点
- 度数分布表では、度数が一番多い階級の[階級値]が[最頻値]になる
〖例1〗
・上記の度数分布表から最頻値を求める。
度数が一番多い階級は、「20~25」
∴ \(\frac{20+25 }{2}\) =22.5……最頻値